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まいど23号 早期償還に寄せて

2026年3月27日

こんにちは。

なにわファンドの内藤です。

本日、まいど23号の早期償還に関し、投資家さまよりお礼のお電話を頂戴しました。

「アップサイド配当※、こんなにいいの?」
というお言葉をいただき、運営者としてとても嬉しくあらためて身の引き締まる思いです。

今回はこの機会に、あらためてまいどシリーズの考え方や構造について少しお話しさせていただきます。

※アップサイド配当とは、売却価格が想定を上回った場合などに、結果として生じることのある収益です。すべてのケースで発生するものではありません。

【本日のお題】

― まいどシリーズの考え方について ―

■ まいどシリーズの基本構造

まいどシリーズでは、

賃料収益は投資家さまへ

売却益はすべて運営会社が受け取る


というシンプルな仕組みを採用しています。

この構造にしている理由は、不動産の売却に伴う不確実性リスクをできる限り運営者が引き受けたいと考えているからです。

不動産の売却については、

  • いつ売れるのか
  • 本当に売れるのか
  • 売却時に利益が出るのか

といった点について、どれだけ検討を重ねても「確実」と言い切ることはできません。

募集時点で一定の見込みが立っていたとしても、決済完了までの間に条件が変わったり、やむを得ず白紙に戻る可能性が生じることもあります。

また、すべての物件で必ず利益が出るとは限らない、というのが不動産投資の現実でもあります。

■ 今回アップサイド配当が出た理由

まいどシリーズでは、すべての物件でアップサイド配当が発生するわけではありません。

今回の物件は、一般的には「売却が難しい」と考えられることの多い、接道していない不動産でした。

そのような条件の物件にもかかわらずご出資いただいたこと、また投資家さまをご紹介いただいたことへの感謝の気持ちを込めて、結果として得られた利益を還元させていただく予定です。

■ なぜ「いいこと」を強調しないのか

「もっと良い点を強調してもいいのでは?」

「リスク説明が多すぎて、初心者の方は不安になるのでは(笑)本当に投資してほしいの?」

ありがたいことに、なにわファンドを応援してくださっている投資家さまから、このようなお声をいただくことがあります。

それでも私たちは、売却益(アップサイド)を前提とした利回り提示や、実績を強調しすぎる表現は、あえて控えるようにしています。

その理由の一つとして、アップサイド配当を強調しすぎることで、短期間での利益を目的とした投機的なご契約が増えてしまうのではないか、という懸念があるからです。

もちろん、投資に対する考え方は人それぞれであり、短期・長期いずれの視点も否定されるものではないと思っています。

ただ、まいどシリーズは不動産の賃料収益を中心に、比較的落ち着いた運用を前提とした商品であり、短期的な値上がりや利益のみを目的とした商品ではありません。

そのため、必要以上に期待を高める表現は控え、リスクと向き合いながらじっくりご検討いただける形を大切にしています。

投資家さまにとって聞こえの良い情報は、運営者の伝え方次第で、必要以上に期待を膨らませてしまうことがあります。

そして、もしその期待が結果として叶わなかった場合、投資家様に大きな落胆を与えてしまうことにもなりかねません。

だからこそ私たちは、良い点よりも、まずリスクを正しくお伝えすることを大切にしています。
そのうえで、投資家さまご自身に冷静にご判断いただきたいと考えています。

私自身、投資の本質とは「リターンに対して、どの程度のリスクを受け止められるか」という点にあるのではないかと考えています。

もし、リスクを受け入れることが難しいと感じるのであれば、無理に投資をする必要はないと私は思っています。

実は私の母は、銀行員として約50年働いてきましたが、資産運用については銀行預金一択です。(≧▽≦)

それもまた、一つの立派な選択だと感じています。

リスクに対する感じ方や許容度は、本当に人それぞれです。
年齢やご家族構成、資産状況、これまでの経験によっても大きく異なります。

だからこそ、もし投資をされるのであれば、生活に影響の出ない余裕資産の範囲で、無理のない形で分散して行うことが大切だと考えています。

投資は「しなければならないもの」ではありません。
ご自身が納得でき、安心して向き合える範囲で行うものだと思っています。

不安で眠れない日々を送っていただきたいとは、決して思いません。

投資判断に必要なのは、リスクを正しく理解したうえで判断できる情報であり、それこそが私なりに考える「投資家保護」だと思っています。

「安心」を前面に出した表現や、聞こえの良い言葉だけでマーケティングを行うことは、かえってリスクを軽く見せてしまい、誤解を招く可能性もあります。

私たちは可能な限りリスクを抑えたファンド組成を心がけていますが、それでも「投資に絶対はない」「保証はない」という前提は変わりません。

優先劣後構造や分別管理など、制度や仕組みとして求められているものは当然大切ですが、
それだけで投資の本質的な安心が得られるわけではない、というのが私個人の考えです。

■ 最後に

今後も、分かりやすく、誠実で期待を煽らない運営を徹底し、投資家の皆さまと長く信頼関係を築けるファンド運営を続けてまいります。

引き続き、皆さまのご期待にお応えできるよう、適正かつ誠実な運営に努めてまいりますので、ご高配を賜りますようお願い申し上げます。